Magnuデザイナー伊藤卓哉さんインタビュー①

GOOD4THREEイマエです

今日はデザイナーさんの
インタビューということで

Magnuの伊藤卓也さんに

お話を聞いていきたいと思います



今栄:伊藤さんよろしくお願います

伊藤:よろしくお願いします

今栄:まず最初にこのMagnuていうちょっと珍しい名前のブランド名ですけど、ブランド名の由来を教えてもらっていいですか?

伊藤:これフランスの映画の主人公の名前、フランスの男の子の名前です

ブランドを始める時に考えてたのが、
まず家族の名前がMから始まるので
Mから始まるブランドにしようと思ったことと、

それとアフリカを横断する水牛の群れがあるんですけど、その水牛ヌーていう動物がいてそのスペルがGNUっていうのが分かったのでそれを入れ込みたいって。

Gを読まないっていうのがフランスの表現だと思うんですけど、とても面白くて。

その三つの理由っていうかそれを掛け合わせて造語にしました。

今栄:僕のセレクトショップECセレクトショップのGOOD4THREEの記念すべき第1回目のブランドなんですけど

伊藤:光栄です(笑)

今栄:オンラインショップ以外でMagnuの商品が見れるのはどこになりますか?

伊藤:今までずっとRAWLIFEさんっていうセレクトショップで扱って頂いてるので、そこのショップでご覧になった方も多いと思うんですけど

地方のセレクトショップさんでも今は少し扱ってもらってまして、実際のものを見るとなるとそちらでご覧になれると思います。
それはホームページでうちの商品を扱って頂いてるお店を紹介されていますのでそちらをご覧になって実際見ていただければなと思います

あとは渋谷にアトリエ兼ショールームみたいなショールームがありますので来て頂いて現物を見ることもできるし、多少在庫があるのでお買い求めになることも可能です。

今栄:ここは今言われていたアトリエ兼ショールーム。今日はお邪魔してるんですけどここに実際にお客様が来ることがある?

伊藤:そうですね。ちょっと最初は敷居が高いかもしれないですけども実際のものを見たいっていうのと、たまにセミオーダーみたいに自分が好きな色で作りたいとか裏にポケットを増やして欲しいとかご要望がありますので、そういうオーダーをたまに受けることもここではやっております。



今栄:オーダーを受けるきっかけになった最初のお客様ってどんな方なんですか?

伊藤:最初ここにお客様が来るなんて思ってもいなかったんですけど、これは若い男の人だったんですが何かのテレビで漫画家の井上雄彦先生を紹介のテレビ番組がどうもあったみたいで、

そこでたまたま井上雄彦先生がうちのトートバッグをお使いになられていてほんの5秒も写ってないと思うんです。

でもアトリエに井上雄彦先生のアトリエに入るシーンの時、そのバッグを持っていられたみたいで、それを見て

「ハンドルが繋がっているトート」検索をしてうちを見つけてくれて、それで訪ねて来てくれたっていうのが一番最初になりますかね。

今栄:それってほんの一瞬、スラムダンクやバカボンドの井上雄彦先生ですよね?

伊藤:それをちょっと映ったのを見て問い合わせて来て、井上先生がお使いなってるって事も非常に驚いて嬉しかったんですけど、この頃携帯で動画を見れるから僕にもその動画を止めて「これはおたくの鞄ですよね?」って見せてくれたんですが、

なんかそのシーンが彼にとってすごく気になってるシーンで、それでしかも名前も分からずにハンドルが繋がっているトートっていくつか出てきた中で

「これ伊藤さんここの鞄ですよね」って言ってきたっていうのが、僕自身も驚いたしとても嬉しい話でした。

ここは普通のマンションの一室ですからお店だったらまだしも電話かけてきてここに来るのは相当の情熱があったと思うんですが、

その方は宇宙工学の方の仕事をされているエンジニアだったんですけど、それで物の作りの話だとか革の話だとかしてるうちにとても気に入ってくださってて、その当時ちょっと手に入りづらい革があったもんですから、その当時は
それが作れてなかった商品だったのでセミオーダーっていう形でオーダーを頂いて革が手に入ったら作って連絡しますっていうことで、

初めてのセミオーダーを受けたっていうことになります

今栄:貴重なお話ありがとうございます

伊藤:ありがとうございます

今栄:最後に一つ商品をぜひ伊藤さんから紹介して頂きたいんですけど。

伊藤:Magnuが始まる時に一番最初に作った商品になります。

名前はトキオトート(TOKYOTOTE)っていう名前です。

東京で一番使いやすいトートにしようそんな名前にしました

これはフランスのアノネイ社っていう革をメインに使ってるんですが、その革を探し当てた時も美しい革でびっくりしたんですが、正直言って値段にもびっくりした革で

こんなに素晴らしい革を使って商品を作るっていうことは想定していなかったんですが、かなり頑張って作った商品になります。

これは今でも定番としてずっと作り続けている商品になります。

今栄:トキオトートはMagnuを象徴する鞄。ぼくも実際使っててあれですよね。愛着が湧くデザインというか

伊藤:まず一番の特徴はそのハンドルが立ち上がって繋がってるって言う所なんですけど、ものすごく良い革だったので革をたっぷり使いたかったのと、

それと表側に一個もポケット付けなかったっていう。少し座りが良いっていうかいうものにしたかった

それとこれは工場でミシンで縫ってもらってるんですけど、この真ん中のハンドステッチだけは手でハンドステッチをしています

なんかその職人さんが手を使って縫ってるんだってことを少しでも表現したくてそれをちょっとMagnuのシグネチャーっていうことにしています。

今栄:ちなみにこの底のデザインがけっこう特徴的だと思うんですがデザインは何かモチーフ的なものが?

伊藤:これはこの前にキャビントートというヌメ革シリーズがあるんですが、そのキャビンっていうのは船室っていう意味です。

船の中で使うマグカップが倒れないように裾がこう広がっているマグカップがあるんですけど、そこからちょっと着想を得て倒れづらい船の中で倒れづらい形になってたんですけど、そのディティールをちょっと鞄に取り入れて置いても座りがいいようなディティールにしました。

そのキャビントートのディティールをここに移植して柔らかいトートなんだけれども床に置きやすいような感じのモデルに設計していきました。

今栄:なんか雰囲気は柔らかいのになんか安定感があるのはもしかしたら、そのデザインのおかげもそうですね。

伊藤:多分それは見た目には分からないんだけども、なんかデザインする中の構成上そういう風な感じになっていったのかもしれないですね。

今栄:佇まいに独特のものがあります

伊藤:そうですね。一番やっぱりブランドを始める時に思ってたのが佇まいのいい鞄にしたいと思ってて、

この鞄置いてたら誰のカバンなんだろうっていう風に思われるように。


その鞄もそうなんですけど、どの人がこの鞄の持ち主なんだろう?
気になってもらうようなことを想定して作っています。

今栄:ありがとうございます

Magnuの伊藤卓也さんに話を伺ったんですけど、ぜひ次回も引き続きお話を伺いたいんでよろしくお願いいたします

 

 

Magnu designer インタビュー①

https://good4three.com/blogs/magnu/magnu_designer1

 

Magnu designer インタビュー②

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Magnu designer インタビュー③

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