クロコダイルの希少価値が高まる意外な理由!?

2023年から連日ニュースで
取り上げられているように
歴史的な円安が続いており

ユーロが上がって海外ブランドや
フランスから輸入している
最高級クロコダイルの価格が
上昇しているのは
皆さんもわかると思いますが

じつは
それ以外に3つの理由で
クロコダイルの希少性と
価値が高まっているんです

 

GOOD4THREEでは
最高級クロコダイルを使った財布や
バッグがとても人気ですが

クロコダイルはもともと希少性が高く
ちゃんとグレードと状態を選んで扱える
お店は非常に少ない状況です

 

それに加え
今後さらに希少性が高まると思われる
3つの理由を解説します

理由1 より厳格な管理で育成

クロコは貴重な野生動物として
ワシントン条約(CITES)で
頭数が管理され輸出入には
ワニ自体はもちろん、皮を使った製品にも個体番号をつけなくていけません

絶滅の危惧はないが
将来的に絶滅可能性があるためです

 

そのため高いコストをかけて
大切に育てるワニ園が
世界各地にあるのですが

その多くを
一部のラグジュアリーブランドが買収しています

ちなみに
GOOD4THREEでクロコダイルの説明で
HCPと書いているのは
フランスのエルメスキュイールプレシューという
エルメス関連の最高ランクのクロコダイルを扱う
HCP社のクロコダイルという意味です

さらに近年
動物保護運動の高まりで
管理体制がワニにとってよくないワニ園が指摘され
いくつかのワニ園が閉鎖したり
より少ない頭数で贅沢な施設へと変化しており
クロコダイルの希少性が年々高まっている原因の一つ目です

 

理由2 特別な革製品だけが売れている

コロナを経験して
多くの方の生活習慣が変わり
物の価値への意識の変化で
日本の革財布ブランドの多くが
売上を大きく落としています

 

革製品の価格が上昇しているのもあるのですが、

コロナを経て多くの人が

「これは買う価値が本当にあるのか?」

工場ベースであることが多い
日本の革製品ブランドが
分業制の流れ作業で
ずっと同じような定番製品を
出し続けていることに
魅力を感じなくなって
しまったことが大きいと考えます

 

一方で株価が上がり土地も上がる中で
富裕層の方々は
より良いもの、価値の高いものを求め

ラグジュアリーブランドでの
クロコダイル需要が大きく高まってきています

エルメスはもちろん
デザイナーがファレルに変わった
ルイヴィトンも100万〜1000万超えの
クロコダイルアイテムが大きく増えました
(店頭で一般の方が見れることは少ないようですが)

「特別なアイテムなら買いたい」

「買うなら最高のもの」

「投資的に価値が上がるようなものだけ買いたい」

クロコダイルの中でも
最高ランクなものだけが
ブランド間で取り合いになって
さらに希少性を高めつつあります

 

一般のブランドが買える
革問屋が扱うようなクロコダイルと
ラグジュアリーブランドや
GOOD4THREEで扱っている
ハイグレードのクロコダイルに
価格差が広がってきているのです

 

理由3 食べるクロコ

近年
中国の富裕層の間で
ワニ肉を食べるのが人気となっています

もともと高タンパクで
脂肪の少ないワニ肉は
高価格な食材でしたが

中国では食材の信頼性を保証するという意味で
フレッシュな状態(生きている)の食材に価値を感じるようで

生きたワニを仕入れて
新鮮なワニを食べるというのが
この数年で広まってきているのです

日本では想像しにくいのですが
ワニを食べて革は捨てているようです

ただでさえ頭数が少ないクロコダイル
その多くが食材として
中国に流れているという
新しい状況が起きているのです

 

いががでしたか?

 

クロコダイルにまつわる
最近の業界事情を
解説させていただきました

 

革製品を扱う多くのブランドが
苦戦しているという話も
させていただきましたが

その一方で
百貨店や駅ビルなどでは買えない
個性的で魅力ある
小さなブランドも増えています

 

GOOD4THREEでは
そういうブランドを発掘して
応援していきたいと思います

 

 

今栄 健 Instagram

GOOD4THREE ディレクター